本ホームページの土木用語集には、2024年4月18日現在3211の用語が登録されています。皆様のご協力に感謝いたします。

アイコン ケーソンについての土木用語解説

ぴったり土木用語

ケーソンとは (けーそん)

<1>岸壁や防波堤で使う上側が空いた函状構造物。<2>深礎に使われる函状構造物。底部を掘削し、支持地盤まで沈下させる。上側解放であればオープンケーソン、塞がっていれば圧気で浸水を止めるニューマッチックケーソン

〔追記する〕

関連用語



1.ハイブリッドケーソンとは (はいぶりっどけーそん)

鋼板とコンクリートを合成した部材で構築したケーソンケーソンの大規模化、軽量化に対応した構造型式。

2.はちまきとは (はちまき)

ケーソン頭部内周に付けた張り出し部。

3.バラストとは (ばらすと)

錘。船舶やケーソンの安定を高めるために用いる錘。また、錘の材料のこと。水、砂、コンクリートが使われる。

4.フローティングドック工法とは (ふろーてぃんぐどっくこうほう)

フローティングドックを用いて、ケーソンを製作する工法。

5.ロットとは (ろっと)

① 鋼材において、客に納入した物の1梱包の事。② ケーソン製作等において、1回にコンクリートを打設する分。1階層分。

6.回航とは (かいこう)

船舶及びケーソン等を目的地へ運ぶこと。航行距離が25海里(一平水域は除く)以上の場合をいい、これ以下は曳航としている。

7.隔壁とは (かくへき)

 ケーソンにおいて剛性や構造強度を向上させるために設ける内壁。箱桁における橋軸直角方向の壁ケーソン基礎内側の壁。

8.鋼製ケーソンとは (こうせいけーそん)

 陸上で製作して設置場所に曳航し沈設する鋼製を使ったケーソンをいう。 「鋼殻ケーソン」ともいう。

9.四点詰めとは (よんてんづめ)

ケーソン据付において、四方にアンカーをおき、ウインチでワイヤーを操作して据え付けるやり方。

10.中詰めとは (なかづめ)

ケーソンやセルラーの中空部に砂や石材を投入充填すること。

11.防砂板とは (ぼうしゃばん)

係船岸や護岸で堤体の間隔から、背後の埋立土砂が流出するのを防止するために、背面に取り付ける薄いゴム板。ケーソンでは、目地背面に1m巾のゴム板を帯鉄板を介してドライブイットでとめる。

12.ニューマチックケーソンとは (にゅーまちっくけーそん)

圧縮空気を利用する空気(ニューマチック)ケーソン。同工法は圧気潜函工法とも呼ばれ、地盤を深く掘削する場合に障害となる地下水の浸入を各深度の水圧に合った空気の圧力で押さえてケーソンを沈下していく方法。ケーソンの下に作業室を設置、この中に圧縮空気を送りドライな環境で掘削し、地下に沈めて所定の位置に設置する。

13.オープンケーソンとは (おーぷんけーそん)

ケーソン工法の一種で、底板が無く側壁だけの構造物を地上で構築し沈設させる工法。

14.ニューマチックケーソン工とは (にゅーまちっくけーそんこう)

地下水を作業室内から遮断でき、湧水の多い場所での地下工事に利用される。

15.底版とは (ていばん)

コンクリート構造物の下部にある部材の総称。縦壁があるものがL型擁壁で、4枚あるものが枡構造となる。雨水枡や水路の分岐箇所の接続枡などである。港湾構造物では、ケーソンと言われ、沈設して防波堤などの本体構造物になる。

16.ケーソン基礎とは (けーそんきそ)

ケーソン基礎は、橋梁や建物の基礎、あるいはシールドトンネルなどの発進立杭、地下鉄や地下駐車場などの工事で、湧き水の多い場所や水中などで行う場合に箱形のコンクリート製の構造物を沈めるようにした施工法を言う。
ケーソン基礎は、剛性が高く、大きな支持力が期待されるだけでなく、支持層を直接確認することができるなどの特徴があり、重要構造物の基礎形式として広く用いられている。


ほかの専門用語を検索する