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アイコン 低水についての土木用語解説

ぴったり土木用語

低水とは (ていすい)

一般に、常時水が流れている状態を低水という。
たとえば、普段水が流れている流路の河岸法面を保護する護岸を低水護岸と言い、洪水時に水位が上がったときにも堤防が壊れてしまわないように堤防法面に設けるのが高水護岸である。

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関連用語



1.護岸工とは (ごがんこう)

流水から堤防、河岸または河床を守るため設置される施設。設置される場所により、高水護岸、低水護岸などに区分される。

2.高水敷とは (こうすいじき)

高水敷は、複断面の形をした河川で、常に水が流れる低水路より一段高い部分の敷地のこと。平常時にはグラウンドや公園など様々な形で利用されているが、大きな洪水の時には水に浸かる。

3.低水位とは (ていすいい)

1年を通じて275日はこれより低下しない水位(低水流量時の水位)。

4.低水護岸とは (ていすいごがん)

低水護岸とは、流水や雨、あるいは波の作用によって高水敷きが浸食されないよう、河岸にコンクリートブロックや自然石を貼ったものをいいます。

5.低水流量とは (ていすいりゅうりょう)

年間の流況曲線による上位から275日目の流量。

6.低水路とは (ていすいろ)

常時水の流れる部分。

7.天井川とは (てんじょうがわ)

上流から流れ出る土砂のため、川底が周辺の土地より高くなっている河川。低水位が地盤沈下などで周辺地盤より高い場合も便宜上呼ぶ場合がある。

8.基底流量とは (きていりゅうりょう)

無降雨時の低水量時の流量のこと。要するに普段流れている川の水の量。
雨が降っていないときの流量であるため、土壌・岩石・地層の保水機能によって維持されているともいえる。
貯留関数法等による流量計算をおこなう際のパラメーターなどに使用する。

9.DHWLとは (でぃーえいちだぶるえる)

水位の呼称 適用
最高水位(HHWL) 既往における最高水位
被災水位(DHWL) 構造物が被災したときの高水位
計画高水位(HWL) 河川の改修計画に用いる高水位
平均高水位(MHWL) ある期間内における高水位を平均したもの
平均水位(MWL)  ある期間内における水位を平均したもの
低水位(LWL) ある期間内における水位の内低い方の水位
平均低水位(MLWL) ある期間内における平均水位以下の水位を平均したもの
低水位(LLWL) 既往における最も低い水位
平水位(OWL) ある期間における水位の内その水位の上下における水位の出現度数が相等しい水位

10.APとは (えーぴー)

高さを示す数値である。Arakawa Peilの略称で、荒川工事基準面という。東京都中央区新川にある霊岸島水位観測所の最低水位をもって定められている。

11.HHWLとは (エイチ・エイチ・ダブル・エル)

水位の呼称 適用
最高水位(HHWL) 既往における最高水位
被災水位(DHWL) 構造物が被災したときの高水位
計画高水位(HWL) 河川の改修計画に用いる高水位
平均高水位(MHWL) ある期間内における高水位を平均したもの
平均水位(MWL)  ある期間内における水位を平均したもの
低水位(LWL) ある期間内における水位の内低い方の水位
平均低水位(MLWL) ある期間内における平均水位以下の水位を平均したもの
低水位(LLWL) 既往における最も低い水位
平水位(OWL) ある期間における水位の内その水位の上下における水位の出現度数が相等しい水位

12.MLWLとは (エムエルダブルエル)

水位の呼称 適用
最高水位(HHWL) 既往における最高水位
被災水位(DHWL) 構造物が被災したときの高水位
計画高水位(HWL) 河川の改修計画に用いる高水位
平均高水位(MHWL) ある期間内における高水位を平均したもの
平均水位(MWL)  ある期間内における水位を平均したもの
低水位(LWL) ある期間内における水位の内低い方の水位
平均低水位(MLWL) ある期間内における平均水位以下の水位を平均したもの
低水位(LLWL) 既往における最も低い水位
平水位(OWL) ある期間における水位の内その水位の上下における水位の出現度数が相等しい水位

13.MWLとは (エムダブルエル)

水位の呼称 適用
最高水位(HHWL) 既往における最高水位
被災水位(DHWL) 構造物が被災したときの高水位
計画高水位(HWL) 河川の改修計画に用いる高水位
平均高水位(MHWL) ある期間内における高水位を平均したもの
平均水位(MWL)  ある期間内における水位を平均したもの
低水位(LWL) ある期間内における水位の内低い方の水位
平均低水位(MLWL) ある期間内における平均水位以下の水位を平均したもの
低水位(LLWL) 既往における最も低い水位
平水位(OWL) ある期間における水位の内その水位の上下における水位の出現度数が相等しい水位

14.条件護岸とは (じょうけんごがん)

河川に橋梁を架ける際、橋脚付近の低水河岸や橋台付近の堤防法面の洗掘を防ぐため、低水路や堤防法面の構造物の上下流10m範囲に設置する護岸のこと。

15.条件護岸とは (じょうけんごがん)

河川に橋梁を架ける際に許可の条件となる護岸のこと。橋脚付近の低水河岸や橋台付近の堤防法面の洗掘を防ぐため、低水路や堤防法面の構造物の上下流10m範囲に設置が必要となる。「河川管理施設等構造令施行規則 第31条」にて定められている。なお、「条件護岸」は上記に係る俗称であり、法的に定められた施設名ではない。

16.MWLとは (エムダブルエル)

最高水位(HHWL) 既往における最高水位 被災水位(DHWL) 構造物が被災したときの高水位 計画高水位(HWL) 河川の改修計画に用いる高水位 平均高水位(MHWL) ある期間内における高水位を平均したもの 平均水位(MWL)  ある期間内における水位を平均したもの 低水位(LWL) ある期間内における水位の内低い方の水位 平均低水位(MLWL) ある期間内における平均水位以下の水位を平均したもの 最低水位(LLWL) 既往における最も低い水位 平水位(OWL) ある期間における水位の内その水位の上下における水位の出現度数が相等しい水位">


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