岩石についての土木用語解説
ぴったり土木用語
関連用語
1.くり粉とは (くりこ)
削岩機で孔をあけるときに出てくる岩石、コンクリート等の粉末。
2.ずりとは (ずり)
①捨石などの大型石材に付着する石粉や混入している泥分。②トンネル工事で掘り出される岩石、土砂。
3.ブライスターとは (ぶらいすたー)
岩石やコンクリートの破砕作業に用いられる膨張性破砕剤。静的破砕剤。(株)小野田の製品。
4.温泉余土とは (おんせんよど)
温泉噴気の通路に当った岩石は特別な変質を受けて軟化し、あるいは泥化することがある。
5.根固めとは (ねがため)
堤防、護岸工事で、波のために法先が壊れたり、基礎が移動したりしないよう重量のある岩石やコンクリート異形ブロックなどで防護すること。
6.砂とは (すな)
(sand)自然作用により岩石から出来た細骨材。
7.砂利とは (じゃり)
(gravel)自然作用により岩石から出来た粗骨材。
8.砕砂とは (さいさ)
(crushed sand)クラッシャー等で岩石を粉砕し、人工的に造った細骨材。
9.砕石とは (さいせき)
(crushed stone)クラッシャー等で岩石を粉砕し、人工的に造った粗骨材。
10.山跳ねとは (やまはね)
トンネル土被り重量による岩石中の弾性歪みエネルギーが、部分的に応力集中し、岩盤の破壊限度に達したときに坑内に岩片が飛散する現象。
11.蛇紋岩とは (じゃもんがん)
蛇紋岩を主成分とする岩石、かんらん岩などの超塩基性岩が熱水変質を受けて生ずることが多い。
12.重量骨材とは (じゅうりょうこつざい)
(heavy-weight aggregate)普通の岩石よりも比重の大きい骨材。遮蔽用コンクリートなどに用いられる。磁鉄鉱、褐鉄鉱、赤鉄鉱、重晶石、砂鉄、鉄などがある。
13.盛り立てとは (もりたて)
土や岩石を盛土、転圧して築造すること。
14.千草とは (ちぐさ)
岩石さく孔用八角鋼。
15.土石流とは (どせきりゅう)
急勾配の谷において、水を含んだ土砂及び岩石が大量に流出する現象。流出速度は、一般的に5~20m/sと速い。
16.破砕帯とは (はさいたい)
地殻変動により圧砕された岩石が帯状に集まっている層。
17.浮き石とは (うきいし)
脱落しやすい状態にある岩石のこと。
18.膨張圧破砕工法とは (ぼうちょうあつはさいこうほう)
岩石やコンクリートに削孔機で孔をあけ、膨張剤を充填し、その膨張圧で破砕する静的破砕工法。
19.基底流量とは (きていりゅうりょう)
無降雨時の低水量時の流量のこと。要するに普段流れている川の水の量。
雨が降っていないときの流量であるため、土壌・岩石・地層の保水機能によって維持されているともいえる。
貯留関数法等による流量計算をおこなう際のパラメーターなどに使用する。
20.侵食とは (しんしょく)
風・雨で岩石や地層が削られること。
例えば、河川などの分野では、洪水などによって河岸が削られるときには侵食、降雨によって堤防がじわじわ壊れるときは浸食を使用する。
21.間げきとは (かんげき)
土や岩石中の液相と気相を合わせた部分。孔隙(げき)ともいう。間隙(げき)量は、間隙比(固相体積に対する間隙体積の比)または間隙率(土の全体積に対する間隙体積の百分率)で表示される。間隙の大小は、保水性、透水性、圧縮性、強度に影響を及ぼす。一般に細粒土は粗粒土に比べ個々の間隙寸法は小さいが全体の間隙量は大きい。同じ間隙量であっても間隙の寸法、形状、連続性によりその保水性、透水性などが異なる。
22.削孔とは (さっこう)
穴をあけること。
ドリルのように先端を回転させて貫入させるイメージだが、土木では一般的には岩石やコンクリートに対してボーリングする事に使われることが多い。
中でもコアボーリングは穿孔(せんこう)と呼ぶ場合もある。
23.岩塊とは (がんかい)
角張った大きい岩石の塊(かたまり)。
24.節理とは (せつり)
節理とは、「岩石に表れる規則正しい割れ目」の事です。
マグマが冷却する時や、地殻変動の際に発生します。
冷却の状況等によっては、ひび割れが垂直に進まない場合もあります。
熱を持った部分が静止している状態と、熱を持った部分がどちらかの方向に流れている状態があり、流れている場合はひび割れはその方向に斜めに進行していく事になりますし、物体がおわん型であれば、ひび割れは中心に向かって放射状に進行していく事になります。
そういったケースに、『放射状節理(ほうしゃじょうせつり)』 や 『板状節理(ばんじょうせつり)』、『方状節理(ほうじょうせつり)』があります。
25.破砕岩とは (はさいがん)
圧力下で破砕され,構成鉱物が粒状化し変形湾曲を受けた変成岩。
様々な大きさの角張った破砕片が同様の組成のマトリクス中に含まれる片理のない凝集力の強い岩石で,破砕がさらに進むと展砕岩となる。
26.間隙比とは (かんげきひ)
岩石中の隙間の体積と固体粒子の体積の比率
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