フレッシュコンクリートとは (ふれっしゅこんくりーと)
(fresh concrete)まだ固まらないコンクリート。
(agitator)フレッシュコンクリートを打ち込む前に分離しないようにかき混ぜる機械。
(concrete placer)フレッシュコンクリートを圧送空気によって輸送管を通して送り出す装置。
(concrete pump)フレッシュコンクリートを機械的に押しだし、輸送管を通して送り出す装置。ピストン式とスクイズ式がある。
(consistency)変形又は流動に対する抵抗性の程度で表されるフレッシュコンクリートの性質。土のコンシステンシーとは土の変化の難易の程度をあらわした言葉で、一般には外力による変形、流動に対する抵抗の度合いをいう。
(chute)フレッシュコンクリートを高所から低所に流し送るための樋状又は管状の用具。
(slump)円錐台形の筒に、フレッシュコンクリートを棒で突き固めながら入れ、この筒を持ち上げた際に生じる沈下量をcm単位で表す、コンクリートの軟らかさの程度。
フレッシュコンクリートの軟らかさの程度を表す指標。スランプコーンを引き上げた後の試料の直径を計る。
(cement-water ratio)フレッシュコンクリート又はフレッシュモルタルに含まれるセメントペースト中のセメントと水の質量比。
(finishability)コンクリートの打ち上がり面を、要求された平滑さに仕上げようとする場合、その作業性の難易を示すフレッシュコンクリートの性質。
(bleeding)フレッシュコンクリートやフレッシュモルタルにおいて、個体材料の沈降又は分離によって、練り混ぜ水の一部が遊離上昇する現象。
(flow)所定のコーンを用いて試料の直径の広がりや、ロート状容器からの試料の自由流下時間を測定して表示する、フレッシュコンクリート、フレッシュモルタル、フレッシュペーストなどの軟らかさを示す指標の一つ。
(ready-mixed concrete)整備されたコンクリート製造設備を持つ工場から、随時購入することが出来るフレッシュコンクリート。生コン。
コンシステンシーによる作業の難易程度と、均等質のコンクリートができるために必要な材料の分離に抵抗する程度で示されるフレッシュコンクリートの性質。
(chloride content)フレッシュコンクリートに含まれている塩化物イオン(cl-)量。
(segregation)運搬中、打ち込み中、打ち込み後において、フレッシュコンクリートの構成材料の分布が、不均一になる現象。
フレッシュコンクリートに振動を与えて締め固めるための機械。コンクリート棒状振動機、コンクリート型枠振動機がある。
(water-cement ratio)フレッシュコンクリート又はフレッシュモルタルに含まれるセメントペースト中の水とセメントの質量比。その逆数のセメント水比と圧縮強度はほぼ直線関係になる。W/C。
(washing analysis)フレッシュコンクリートをふるいを通して水洗いすることによって、各材料の構成比を求めること。
(placing)フレッシュコンクリートを所定の位置に投入し、詰め込むこと。
(weight per unit volime)フレッシュコンクリートの単位容積当たり質量。所定の締め固め条件で容器に満たした骨材の質量を、その容器容積で除した値。
(continuous mixer)コンクリート用材料の計算、供給及び練り混ぜを行う各機械を一体化して、フレッシュコンクリートを連続して製造し、排出する装置。
容易に型枠につめることができ、型枠を取り去るとゆっくり形を変えるが、崩れたり、材料分離が起こらないフレッシュコンクリート
通称、生コンと呼ばれるもので、日本工業規格(JIS)の「コンクリート用語」では、レディーミクストコンクリート(Ready Mixed Concrete)と呼ばれる。生コンをひとことで定義すれば「整備されたコンクリート製造設備をもつ工場で製造され、施工現場に配達されるフレッシュコンクリート」であり、商品として取り扱うフレッシュコンクリートを生コンという。