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アイコン 比重についての土木用語解説

ぴったり土木用語

比重とは (ひじゅう)

英語で、specific gravity。ある温度で、ある体積を占める物質の質量と、それと同体積の標準物質の質量との比。液体・固体に対し、普通は4℃の水を標準物質とする。比重という名称は、同じ場所で測れば両者の重さの比をとっても良いことから。4℃の水の密度は0.999973g毎㎤であるから、比重の0.999973倍がSI単位で示した密度に等しい。しかし実用的には、比重にg毎㎤を付けて、密度として扱ってもほとんど差支えがない。液体の比重は、その液体の温度(たとえば25℃)と基準となる水の温度(たとえば4℃)を付記して示す。気体の比重を表わすには、標準として0℃、1atmにおける空気を標準物質とするが、水素や酸素をとる場合もある。

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関連用語



1.ベントナイトとは (べんとないと)

モンモリロナイトを主成分とする一種の粘土鉱物。泥水掘削の際、泥水の比重を高め孔壁を保護させるため使用する添加物。

2.軽量骨材とは (けいりょうこつざい)

(light-weight aggregate)コンクリート質量の軽減や断熱などの目的で用いる、普通よりも比重の小さい骨材。

3.重量骨材とは (じゅうりょうこつざい)

(heavy-weight aggregate)普通の岩石よりも比重の大きい骨材。遮蔽用コンクリートなどに用いられる。磁鉄鉱、褐鉄鉱、赤鉄鉱、重晶石、砂鉄、鉄などがある。

4.水道とは (みずみち)

コンクリートの打ち込み後、余剰水が他の材料との比重差で上昇するときに出来る通り道。

5.嵩比重とは (かさひじゅう)

砂利を自然に積んだ場合の比重。単位体積重量。

6.絶乾比重とは (ぜっかんひじゅう)

(specific gravity in oven dried condition)骨材の絶対乾燥状態の質量を、骨材の絶対容積と同量の水の質量で除した値。

7.表乾比重とは (ひょうかんひじゅう)

(specific gravity in saturated surface_dried condition)表面乾燥飽水状態の骨材質量を、骨材の絶対容積と同量の水の質量で除した値。

8.塩分遡上とは (えんぶんそじょう)

河川の河口付近での現象で、一般に海水は河川水(淡水)よりも比重が大きいために河川水の下に入り込むが、潮が満ちてくると海水がくさび状に遡上してくる(このくさびを「塩水くさび」という)。
塩分遡上現象は、塩水と淡水との混合の状態により、強混合、緩混合、弱混合の3つの混合形態に分類される。
実際の河川では、河床勾配、河床形態、河川流量、潮汐の状態等により混合の特性が大きく変わってくる。

9.水道とは (みずみち)

コンクリートの打ち込み後、余剰水が他の材料との比重差で上昇するときに出来る道、及び打設面でコンクリートの組成がわずかに異なる現象

10.密度とは (みつど)

ある温度で、ある体積を占める物質の質量と、それと同体積の標準物質の質量との比。液体・固体に対し、普通は4℃の水を標準物質とする。比重という名称は、同じ場所で測れば両者の重さの比をとっても良いことから。4℃の水の密度は0.999973g毎㎤であるから、比重の0.999973倍がSI単位で示した密度に等しい。しかし実用的には、比重にg毎㎤を付けて、密度として扱ってもほとんど差支えがない。液体の比重は、その液体の温度(たとえば25℃)と基準となる水の温度(たとえば4℃)を付記して示す。気体の比重を表わすには、標準として0℃、1atmにおける空気を標準物質とするが、水素や酸素をとる場合もある。


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