護岸工とは (ごがんこう)
流水から堤防、河岸または河床を守るため設置される施設。設置される場所により、高水護岸、低水護岸などに区分される。
堤防、護岸工事で、波のために法先が壊れたり、基礎が移動したりしないよう重量のある岩石やコンクリート異形ブロックなどで防護すること。
川・港湾の護岸工事,止水壁,仮設土留めで採用されている鋼矢板はU形鋼矢板が一般的である。U形鋼矢板は昭和6年に生産が開始され,400mm 幅 U 型鋼矢板が普及してきた。
平成9年に建設コスト縮減を目指した600mm幅の鋼矢板(以下「広幅鋼矢板」という)
の生産が開始され,現在は本設施工で用いられる鋼矢板は600m m 幅が主流となっている。
広幅鋼矢板よりもさらに幅が広がり,形状も従来のU形と
は異なる新世代鋼矢板「ハット形鋼矢板900」が開発された
技術概要
ハット形鋼矢板900とは,有効幅900mm のハット形状の鋼矢板である。
本鋼矢板は以下の特長を有する。
従来の広幅鋼矢板に比べて,壁面積当たりの質量が軽くなり,かつ,鋼矢板の施工枚数が減り,工費,工期の縮減が図られるとともに,形状がハット形状となったことにより施工性,構造信頼性が向上した。
河川側道の拡幅工事、法面の落石防止を行う工法。河川側道では護岸工事も同時に行う。落石防止では落石発生源を抑止する。