本ホームページの土木用語集には、2024年3月5日現在3207の用語が登録されています。皆様のご協力に感謝いたします。

アイコン アンカーについての土木用語解説

ぴったり土木用語

アンカーとは (あんかー)

 錨のこと。錨の働きをする方塊。物を固定する目的で岩盤やコンクリートに打ち込むもので金属性の打ち込みアンカーと化学反応を利用したケミカルアンカーに大別される。

〔追記する〕

関連用語



1.アンカーワイヤーとは (あんかーわいやー)

係留物とアンカーとを結ぶワイヤーロープ。

2.クリスマスとは (くりすます)

ポンプ浚渫船をアンカーワイヤー係留するときに使う装置。クリスマスツリーに似ているから。

3.ケミカルアンカーとは (けみかるあんかー)

[chemical anchor] 樹脂系の接着剤によりボルトを定着させるアンカー

4.スイングアンカーとは (すいんぐあんかー)

浚渫船が作業中などに、船体を左右に(円弧状に)移動させるワイヤー(スイングワイヤー)の反力を得るため、ワイヤーの先端に取り付ける重量物(アンカー)のこと。

5.客土注入マット工とは (きゃくどちゅうにゅうまっとこう)

ミキシングタンク、注入ポンプを使用して、用土に種や肥料及び土壌改良材を混合し、水を加えて泥状混合物にしたものを、アンカーピンにて法面に固定し、それぞれタイプ別の袋状マットに注入する工法。

6.控え工とは (ひかえこう)

矢板式壁体の安定を確保するために、その背面土中に設置するアンカー構造物。それ自身の水平抵抗と、前面受動土圧によりタイロッド張力に抵抗する。

7.四点詰めとは (よんてんづめ)

ケーソン据付において、四方にアンカーをおき、ウインチでワイヤーを操作して据え付けるやり方。

8.斜面安定対策工とは (しゃめんあんていたいさくこう)

斜面崩壊の発生要因を低減し、斜面の安定を図る方法。適正のり勾配に切土、盛土する抑制工、杭、アンカーなどで地山の変形をできるだけ抑えようとする抑止工とがある。

9.植生袋注入工とは (しょくせいたいちゅうにゅうこう)

ミキシングタンク、注入ポンプを使用して、用土に種や肥料及び土壌改良材を混合し、水を加えて泥状混合物にしたものを、アンカーピンにて法面に固定し、それぞれタイプ別の袋状マットに注入する工法。

10.台直しとは (だいなおし)

アンカーボルトや縦鉄筋が打設中に傾いたり、中心がずれたりする。コンクリート硬化後それを修正すること。

11.地滑り防止とは (じすべりぼうし)

地滑り防止工は抑制工と抑止工に区別され、抑制工は地表排除、地下水排除、浸食防止、斜面改良など、抑止工は杭打ち工、シャフト工、アンカー工、擁壁工などに区別される。

12.揚錨船とは (ようびょうせん)

作業船を海上に係留するためのアンカーを設置、移設、撤収する作業船。

13.抑止工とは (よくしこう)

斜面の安定を保つため、不足するせん断抵抗力を杭工やアンカー工、シャフト工などにより補う方法。

14.グラウンドアンカー工とは (ぐらうんどあんかーこう)

のり面の地中にアンカーを打ちこむもので、表層部の崩落防止や岩盤の剥落防止に適する。侵食防止には適さない。

15.定着長さとは (ていちゃくながさ)

①鉄筋コンクリート構造で柱に梁の鉄筋を定着するときの長さをいう。②コンクリートにアンカーボルトを定着するときの長さをいう。

16.アンカー式土留めとは (あんかしきどどめ)

アンカー式土留めは、土留めアンカーによって土留め壁を支持する工法。偏土圧が作用する場合の土留めにも適する。

17.鉄筋挿入工とは (てっきんそうにゅうこう)

鉄筋挿入工は,斜面に鉄筋やロックボルトなどの比較的短い棒状補強材を地山に多数挿入することにより,地山と補強材の相互作用によって移動土塊や斜面上の岩塊等を安定化させる工法である。
のり面工との併用で,補強材とのり面工が結合され,補強材と一体となり補強効果をなす。また,補強材の長さがアンカー工よりも短く,比較的崩壊規模の小さい斜面に適用される。
のり面工には,吹付工や吹付枠工,プレキャスト製パネルなどがある。

18.NATMとは (なとむ)

山岳トンネル施工方法の一つで、広く採用されている。
地山の掘削後、岩が崩れだす前に吹付けコンクリートを施工し、アンカーボルトを打ち込むことで、地山に密着した支保を構築する工法。

19.アンカー工法とは (アンカーコウホウ)

アンカー工法は、切梁を用いないため作業空間が広く、力学的にも独立して安定計算が行えるので、左右両方の壁のバランスを考慮しなくてもよい長所がある。

20.フィットフレーム工法とは (ふぃっとふれーむ工法)

現場うちコンクリートのアンカー受圧版で、工場製作の型枠を法面に取り付けてコンクリートを打設する工法。地山側がシート型枠で打設したコンクリートが地山の凹凸に追従するのが特徴。

21.PG板とは (ぴーじーばん)

トンネルに置いて凍害によりできた氷柱が列車等に接触しないよう覆工に断熱性のシートをアンカーで取り付けるもの。

22.アンカーボルトとは (あんかーぼると)

木材や鋼材といった構造部材もしくは設備機器などを固定するために、コンクリートに埋め込んで使用するボルト。
引張やせん断に抵抗することによって、コンクリートに取り付けられた構造部材や設備機器が分離、浮遊、移動、転倒することを防ぐ。

23.ポールアンカーとは (ぽーるあんかー)

道路附属物用の鋼製杭基礎。
案内標識柱、情報板柱、カメラ柱、照明柱等ベースタイプの上物に対応。
従来のコンクリート基礎に変わり、掘削量の削減、狭小箇所でも設置が可能。埋設物を避けて設置可能な偏心タイプ(芯〜芯最大500mmまで。)もある。

24.NATMとは (なとむ)

山岳トンネル施工方法の一つで、広く採用されている。
地山の掘削後、岩が崩れだす前に吹付けコンクリートを施工し、アンカーボルトを打ち込むことで、地山に密着した支保を構築する工法。New Austrian Tunneling Method (新オーストリアトンネル工法)のことである。

25.ロックアンカーとは (ろっくあんかー)

岩盤へ施工する鉄筋のアンカー、長さは1.0m~2.0m程度、アンカー自体は、異形の物とメーカー特有の形状がある。

26.TSKセメントアンカーとは (てぃえすけいせめんとあんかー)

東京製綱が取扱いをしている、ロックアンカーで、セメントアンカーという。
TSKは、東京製綱のことをいう。


ほかの専門用語を検索する