支川とは (しせん)
ふたつの川が合流する場合、小さい方(延長が短いほう)の川を支川という。
一方、大きい(延長が長い方の)川は本川(ほんせん)という。
緩流河川で本川の洪水が支川に逆流して氾濫するのを防止するため、支川の堤防で影響の及ぶ範囲を本堤と同一の構造、強度とするもの。
合理式ではピーク流量しか算出されないため、例えば支川合流の考慮や水位上昇量の把握などのために流量ハイドログラフ(X軸を時間、Y軸を流量としたグラフ)が必要になったときに使う方法。
中小河川計画の手引きなどに掲載されている。
支川が本川に合流する付近の支川の処理方法の一つ。
谷戸とは、台地や丘陵地が湧水等の浸食によって複雑に刻み込まれた地形をいいます。本来の鶴見川本川や支川の源流域は谷戸が発達していて、雑木林からわき出た遊水と清流が特徴です。この清流を集めて古くから谷戸の水田(谷戸田)が行われてきました。このような雑木林、清流、水田のある谷戸の環境は、多様な生物が生息する地域です。地域によっては「谷津」「棚田」とも呼ばれています。
本川に合流する支川において、本川の水位の影響を受けて、必要な高さ(支川自体の計画高水位)よりも高くなる堤防をいう。バック堤ともいう。
主に本川と支川との関係で、洪水時に本川の水位が高いと、支川の水が流れづらくなり、水位が上昇します。
この現象を背水といい、その影響を受ける区間を背水区間といいます。
大河川に小さい川が流れ込むような場合、支川自体が必要とする堤防高が低くても、本川の影響により、背水区間にとてつもなく高い堤防が施工される場合があります(そのような場合、一般的には樋門とかで締め切りますが)。
支川処理方式の一つで合流地点に逆流防止施設(一般には水門)を設け
本川の洪水を遮断しながら、支川の計画堤防高を本川の背水位を考慮して決める方式
1級河川のうち直轄河川の背水等の影響範囲に当たる支川の特定範囲について、本川と一体的に施行する必要があるため、河川法施行令第2条第7項に基づき国が工事を実施する区間を2-7区間という。
国土交通大臣が国土保全上もしくは国民経済上特に重要として指定した一級水系にある河川。
整備や管理は国(国土交通省地方整備局もしくは北海道開発局)が行うが、一部では都道府県知事が管理する区間もある。
大河川だけが1級河川となるのではなく、1級河川の支川もまた、すべて1級河川である。ただし上流域で流れ込む細流の場合、市町村管理の準用河川や、基本的に放置されている普通河川の場合がある。