橋脚とは (きょうきゃく)
橋梁の桁を支える支柱のことで、ピアともいわれる。
①防波堤外港側に設けられる胸壁。②橋脚上にある直立胸壁。
橋脚、脚柱のこと。延長の短い橋梁の場合、アバットだけということが多いが、長大橋では、ピア・アバットが両方あることが一般的。
構造物のうち、上部構造 (橋台・橋脚に支持される橋げた部分の総称) からの荷重などを地盤へ伝達するための下部構造 (橋台・橋脚およびそれらの基礎の総称) の工作。下部構造と同義に用いられることもある。
橋梁の一部で、上部構造よりの荷重を基礎地盤へ安全に伝達させる部分をいい、橋台・橋脚およびそれらの基礎の総称。
橋台や橋脚上で橋桁を支持する部品でシューとも呼ばれる。接触面の形状により線支承と面支承に分類され、相対変異を許すかどうかで固定支承と可動支承に分類される。
上載荷重に対し、桁として橋軸方向の曲げやせん断で抵抗して力を橋台や橋脚に伝える主要な桁。
橋台・橋脚の上に設けられる橋げた部分の工作。上部構造と同義に用いられる場合もある。
橋台・橋脚に支持される橋げた部分の総称。
鋼材で橋脚と走行路をくみ上げたもの。ダムの上流側に設置されることが多いです。トレッスルガーターの上にバンカー線を設置してコンクリートを運搬したり、主打設設備のタワークレーンを乗せて左右岸自由に位置を変えられるようにする目的で用いられます。
橋脚(橋の中間部にある柱)のこと。
ピアアバットとは、将来的な河川の拡幅が予定されている場合など、暫定工事で橋梁を作る場合の橋脚である。
全断面施工完了時はピアとなるが、暫定供用時はアバットとして堤体内に設置するため、土圧に耐えられる構造となっている。
ピアーバットと書く人がいるが間違い。
柱と梁が一体化(FIX構造)している構造物の事。例えば高速道路の上を跨いで通るハの字型橋脚の橋はラーメン橋と言う。
橋の上部工は、温度変化や乾燥収縮又は地震時による橋脚の変形により動く。この動きに対応した、桁と橋台の胸壁や桁同志が損傷を起こさなよう適切な間隔を設けることを「遊間」と呼ぶ。
橋梁の種別名称は、通例、次のような分類を組み合わせて呼ばれている。
①構造形式:「橋の形」には代表的な6種類がある。プレートガーター橋(桁橋)、ラーメン橋、トラス橋、アーチ橋、斜張橋、吊橋。近年、桁橋と斜張橋の中間的なエクストラドーズド橋が加わった。
②構造材料による分類:石橋、木橋、鋼橋、PC橋、RC橋、PRC橋、他。
③用途による分類:道路橋、鉄道橋、水路橋、併用橋、跨線橋、歩道橋
④橋を上から見た平面的な形状による分類:直線橋、斜橋、曲線橋
⑤主桁通路の位置による分類:上路橋、中路橋、下路橋、2層橋
⑥主桁、橋台、橋脚などの状態による分類:単純、連続、連結
⑦主桁の断面形状による分類:充実スラブ橋、中空トラス橋、I橋、T桁、箱桁
河川に橋梁を架ける際、橋脚付近の低水河岸や橋台付近の堤防法面の洗掘を防ぐため、低水路や堤防法面の構造物の上下流10m範囲に設置する護岸のこと。
杭基礎の施工法で特殊基礎に分類される。海底地盤中に必要な本数の鋼管杭をくい打ち船により打ち込む。その後、陸上の工場で予め製作しておいた橋脚やその下のフーチングを大型海上クーレンで鋼管杭上に置き、水中コンクリートを打設して、海中等に橋脚をつくる基礎工法である。
河川に橋梁を架ける際に許可の条件となる護岸のこと。橋脚付近の低水河岸や橋台付近の堤防法面の洗掘を防ぐため、低水路や堤防法面の構造物の上下流10m範囲に設置が必要となる。「河川管理施設等構造令施行規則 第31条」にて定められている。なお、「条件護岸」は上記に係る俗称であり、法的に定められた施設名ではない。