下部構造とは (かぶこうぞう)
橋梁の一部で、上部構造よりの荷重を基礎地盤へ安全に伝達させる部分をいい、橋台・橋脚およびそれらの基礎の総称。
良好な生活環境を確保し、産業活動を推進させるうえでの基盤となる固定施設で、基礎構造あるいは下部構造ともよばれている。道路や鉄道などの交通施設、上下水道・工業用水道などの供給処理施設、国土保全施設・農林漁業の基盤施設などが該当する。
構造物のうち、上部構造 (橋台・橋脚に支持される橋げた部分の総称) からの荷重などを地盤へ伝達するための下部構造 (橋台・橋脚およびそれらの基礎の総称) の工作。下部構造と同義に用いられることもある。
橋梁の両端にあって、取り付け道路と橋梁を接続し、上部構造からの荷重および背面盛土からの土圧荷重を支持する下部構造。
道路橋示方書は、日本における橋や高架の道路等に関する技術基準である。国土交通省が定め、共通編・鋼橋編・コンクリート橋編・下部構造編および耐震設計編の5編で構成される。略して道示(どうし・どうじ)とも呼ばれる。
また、社団法人日本道路協会が、基準に解説を加えて「道路橋示方書・同解説」として発行している。