被りとは (かぶり)
(cover)鋼材、シースの表面とそれらを覆うコンクリートの外表面までの最短距離。
地盤中のある土層が現在の土被り圧以上の大きさの圧密荷重を過去に受けたことがある状態。
トンネル土被り重量による岩石中の弾性歪みエネルギーが、部分的に応力集中し、岩盤の破壊限度に達したときに坑内に岩片が飛散する現象。
D.P.=土被りです。
地中に構築される構造物の上端から地表面までの厚さ、または地表面からの深さ。
トンネル等に対する土圧が左右対称でなく、著しく片寄って作用する場合をいう。一般の場合でも、 トンネルの荷重は、支保工、覆工に対して対称、かつ一様に働くとは限らないが、特にトンネル上部の土被りが小さく、しかも傾斜している場合、地層がトンネル断面に対して傾斜している場合、地質が均一でない場合、膨張性地質で片側からより強く押される場合、等では偏土圧が作用する場合が多い。一般に、 トンネルの支保工、覆工は、左右対紘の荷重に対して有効な形状に設計されているので、偏土圧が作用する場合は、危険になることがあるから十分に注意する必要があり、場合によっては、押え盛土、保護切取り、抱きコンクリート等の処置を考えなければならない。