防波堤とは (ぼうはてい)
波浪を遮断し、港内の静穏を維持して、港内施設の保全を図るために設けられる港湾外郭構造物。
<1>岸壁や防波堤で使う上側が空いた函状構造物。<2>深礎に使われる函状構造物。底部を掘削し、支持地盤まで沈下させる。上側解放であればオープンケーソン、塞がっていれば圧気で浸水を止めるニューマッチックケーソン。
①防波堤外港側に設けられる胸壁。②橋脚上にある直立胸壁。
常時ヨットを係留する基地で防波堤、桟橋、ボートヤード、駐車場、クラブハウスなどプレジャーボートの利用及び収容に必要な施設で構成されているヨットのための港。
防波堤、離岸堤、突堤の前面、海岸堤防の前面などの消波工あるいは根固め工に用いられるコンクリートブロックの総称。
鋼矢板を円形に打ち込み、円弧(アーク部)にて連結し、中詰し、上部コンクリートを打設した防波堤。
波の進行が防波堤や島などに遮られても、裏に回り込んで伝わっていく現象。
台型の基礎部(捨石マウンド等)に直立した堤体を設けた防波堤。
防波堤や護岸の基礎として多用される捨石で造った台。
防波堤の基礎マウンドなどを建設するために石を捨て込む工事をいう。
主としてコンクリート製のブロック。防波堤や護岸の大波を受ける所に設置する。
前面が鉛直になった防波堤。
沖にある防波堤
コンクリート構造物の下部にある部材の総称。縦壁があるものがL型擁壁で、4枚あるものが枡構造となる。雨水枡や水路の分岐箇所の接続枡などである。港湾構造物では、ケーソンと言われ、沈設して防波堤などの本体構造物になる。