合理についての土木用語解説
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1.計画高水流量とは (けいかくたかみずりゅうりょう・けいかくこうすいりゅうりょう)
計画高水流量は、河道を設計する場合に基本となる流量で、基本高水を河道と各種洪水調節施設に合理的に配分した結果として求められる河道を流れる流量のこと。言いかえればこれは、基本高水流量から各種洪水調節施設での洪水調節量を差し引いた流量。
2.合成合理式とは (ごうせいごうりしき)
合理式ではピーク流量しか算出されないため、例えば支川合流の考慮や水位上昇量の把握などのために流量ハイドログラフ(X軸を時間、Y軸を流量としたグラフ)が必要になったときに使う方法。
中小河川計画の手引きなどに掲載されている。
3.合理式とは (ごうりしき)
物部式やラショナル式とも呼ばれる、洪水流量を求める簡便な式で、流域の小さな中小河川では広く一般的に使われているが、大河川(直轄河川)はで貯留関数法により流量を計算している例が多い。
Q=1/3.6×f×r×Aで求めることができ、Q=流量、f=流出係数、r=時間雨量強度、A=流域面積である。
4.合併処理浄化槽とは (がっぺいしょりじょうかそう)
合併処理浄化槽とは、便汚水(水洗便所に限る)を厨房汚水等の雑排水と一緒にして、処理する方式の浄化槽です。合併処理は技術的にも高度の機能が期待でき、さらに雑排水も処理されるので環境保全上は合理的な方法です。
5.台形CSGダムとは (だいけいしーえすじーだむ)
台形CSGダムは、従来コンクリートダムの骨材としては廃棄対象にしていた掘削ズリや河床砂礫に少量のセメントや水を加えて混合して作製した材料であるCSG(Cemented Sand and Gravel)を用いるともに、断面形状を台形にして発生応力を小さく抑える工法。
設計・材料・施工の合理化を同時に達成する新型のダムとされている。
6.ファームポンドとは (ふぁーむぽんど)
ファームポンドとは、農地または農地の近傍に設ける小規模な貯留施設です。
畑地かんがいの方法は、6日に1回程度(1回は18時間程度)のかんがいを行うことが一般的です。一方かんがい地区へのダム等の水源からの供給は、連続的に行うことが合理的です。このため、畑地かんがいの方法と水源からの供給方法との間には時間的及び水量的な不均衡が生じます。そこで、ファームポンドを設置することにより、水源からのかんがい用水を一時的に貯留し、この不均衡の調整を行うことができます
7.貯留関数法とは (ちょりゅうかんすうほう)
河川などの流量を推定する流出解析モデルの一つで、流量観測がされている大河川での実績が多い。
流出過程を降雨が流域の各部分に貯留されながら流れると考える。
計算過程に経験値から作られたパラメータなど、ブラックボックスがあるものの、合理式に比べると精度は高い。
試しに計算したい場合は、国土技術研究センターHPより流出解析シミュレータを入手するとよい。
8.RCD工法とは (あーるしでぃーこうほう)
コンクリートダムの合理化施工法としてわが国で開発されたもので、セメントの量を少なくした超硬練りのコンクリートをブルドーザーで敷均し、振動ローラで締め固める工法です。打設面に段差が生じないため、拡張レヤ工法とともに面状工法として分類されることがあります。従来工法に比べ、ブルドーザーや振動ローラといった多くの機械を使うことができること、大量打設が可能なことなどの利点があり、工期の短縮と工費の低減、工事の安全性を図ることができます。
この工法は、1978〜80年に島地川ダムで世界で初めて施工されて以降徐々に採用が広がり、近年は、宮が瀬ダム、浦山ダム、月山ダムなどの大型ダムも完成し、中・大規模コンクリートダムの主流の施工法となっています。
9.合理式とは (ごうりしき)
河川流速
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