本ホームページの土木用語集には、2024年10月14日現在3239の用語が登録されています。皆様のご協力に感謝いたします。

アイコン 河床についての土木用語解説

ぴったり土木用語

河床とは (かしょう)

川の流れる所の地盤。川底となる地面。河床(かわどこ)。

〔追記する〕

関連用語



1.護岸工とは (ごがんこう)

流水から堤防、河岸または河床を守るため設置される施設。設置される場所により、高水護岸、低水護岸などに区分される。

2.三面張とは (さんめんばり)

河道の河床、河岸を護岸で覆うこと。背割堤や越流堤などの法面、天端を護岸で覆うこと。

3.床固とは (とこがため)

河床の洗掘を防ぎ、河川の縦断形を安定させるために、河川を横断して設ける工作物。

4.床止工とは (とこどめこう)

河床の洗掘、低下を防ぎ、河道を安定させるために河川を横断して作られる施設。縦断落差をつける落差工と、つけない帯工がある。

5.水制工とは (すいせいこう)

堤防,護岸,河岸または河床を守るため,もしくは流水の方向を変えるため設置される施設。

6.洗掘とは (せんくつ)

流水や波浪により河岸、海岸または河床や海底の土砂が洗い流されること。

7.粗度係数とは (そどけいすう)

河川が流れるときに河床や河岸などが抵抗する度合いを表す係数。一般に、表面に凹凸がある方が、粗度係数が高くなり、流速が遅く、流量は小さくなる。

8.沈床とは (ちんしょう)

洗掘を防ぐため、格子枠の中に玉石や割栗石を詰めて河床に沈設したもの。

9.導流堤とは (どうりゅうてい)

こつの河川を円滑に合流させるため,または河口の安定を保つために設ける堤防。河川の合流点、分流点、霞堤の先端、あるいは河口部において、流水を導き流勢を調整し、土砂の堆積や河床洗掘を防止するため。

10.ADCPとは (えーでぃーしーぴー)

流速プロファイラー(ADCP:Acoustic Doppler Current Profiler)とは、水中に超音波を発信して、ドップラー変調を受けた反射音の周波数を解析することにより、河道断面内の3次元の流速分布を測定する装置であり、固定式と曳航式の観測方式がある。
機器特性として、水面付近及び河床付近の流速は観測不能である。

11.塩分遡上とは (えんぶんそじょう)

河川の河口付近での現象で、一般に海水は河川水(淡水)よりも比重が大きいために河川水の下に入り込むが、潮が満ちてくると海水がくさび状に遡上してくる(このくさびを「塩水くさび」という)。
塩分遡上現象は、塩水と淡水との混合の状態により、強混合、緩混合、弱混合の3つの混合形態に分類される。
実際の河川では、河床勾配、河床形態、河川流量、潮汐の状態等により混合の特性が大きく変わってくる。

12.等流とは (とうりゅう)

断面変化のない、乱れの全くない流れの状態。自然界には存在しないが、計算が簡単なので、ちょっとした計算にはこれを使用する。
計算式は以下のマニング式(manning)による。
V=1/n×R^(2/3)×I^(1/2)
・nは粗度係数(河川の計画では0.030とか0.035を用いた例が多い)
・Rは径深(面積÷潤辺)
・Iはエネルギー勾配(厳密には違うが河床勾配を使う)

13.台形CSGダムとは (だいけいしーえすじーだむ)

台形CSGダムは、従来コンクリートダムの骨材としては廃棄対象にしていた掘削ズリや河床砂礫に少量のセメントや水を加えて混合して作製した材料であるCSG(Cemented Sand and Gravel)を用いるともに、断面形状を台形にして発生応力を小さく抑える工法。
設計・材料・施工の合理化を同時に達成する新型のダムとされている。

14.ガリとは (がり)

降水によって河川が生まれたとき、河床を侵食して形成されたもの。

15.水面勾配とは (すいめんこうばい)

河川などでの、水面の縦断方向の勾配を示す。
急流河川の場合は、河床勾配と水面勾配が同一であることが多いが、例えば河口付近など、縦断勾配が緩い箇所では、水面勾配と河床勾配が違うことがよくある

16.堆砂とは (たいさ)

山地などで生産された土砂が河川敷、ダム、取水堰の上流などに堆積すること。
ダムや砂防えん堤などの横断構造物があると、土砂がせき止められ、河道内での自然な堆砂が抑制されてしまうため、河床低下やアーマコート化、海岸線の後退などが生じる可能性がある。
たいしゃとも言う。

17.床止め工とは (とこどめこう)

床止工とは河床の洗掘、低下を防ぎ、河道を安定させるために河川を横断して作られる施設。縦断落差をつける落差工と、つけない帯工がある。
ゆかどめこうと言う場合もある?

18.護床とは (ごしょう)

急な流れによって川底が洗掘されないようにブロック等で守る工法を指す。
様々なパターンがあるが、横断工作物の下流側に設置するケースが多い。
なお、護岸の河床部を守る場合は、根固工という。

19.水深とは (すいしん)

水位と河床高(底面高)との差。
川の防災情報などで公表されている数値は水深ではなく水位。

20.帯工とは (おびこう)

河川工事において、河床での洗掘防止のために設けられる横断構造物の名称。


ほかの専門用語を検索する