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アイコン 国道についての土木用語解説

ぴったり土木用語

国道とは (こくどう)

旧道路法では建設大臣が路線認定した道路を一元的に国道としたが、現行道路法ではこの用語はなく、一般国道と高速自動車国道に区分されている。

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関連用語



1.一級路線とは (いっきゅうろせん)

市町村道の中で建設省の「一級市町村道選別基準」により選定された路線を言う。選定基準として、地方生活圏及び大都市圏域を形成するのに必要な道路であり、一般国道及び都道府県道以外の道路で、特別の機能を持つ道路とされている。その機能とは、例えば主要な集落を相互に連結する道路であり、交通量が激しく且つ一般国道や都道府県道を補充する道路等とされている。

2.一般国道とは (いっぱんこくどう)

道路法第3条第2号により区分された道路。一般国道の全延長約47,000kmは日本全道路延長の4%であるが、全交通量の44%を受け持っている。一般国道は指定区間と指定区間外に分けられている。指定区間とは政令で定められた区間で、その管理は建設大臣が行う。指定区間外は建設大臣の委任を受けて都道府県知事が管理する。
高速自動車国道と合わせて全国的な幹線道路網を構成し、国土を縦断・横断または循環して都道府県所在地や政治・経済・文化上とくに重要な都市を連絡する道路や、重要都市、人口10万人以上の市、港湾や空港、国際観光上重要な場所などと、高速自動車国道または一般国道とを連絡する道路。政令で路線が指定される。

3.一般道路とは (いっぱんどうろ)

法律上の定義がなされていないが、通常は高速自動車国道や都市高速道路などの自動車専用道路を除いた、人間と車の混合交通のための道路をいう。

4.一般部・専用部とは (いっぱんぶ・せんようぶ)

道路の区分の通称名。自動車専用道路と一般国道等が併設されるような場合に、自動車専用道路を専用部と呼ぶのに対して、一般国道等を一般部と呼ぶ。

5.幹線道路網とは (かんせんどうろもう)

幹線道路が有機的に結合し、構成する網をいう。道路法では、高速自動車国道と一般国道とは、合わせて全国的な幹線道路網を構成するものとし、都道府県道は地方的な幹線道路網を構成するものとしている。

6.広域幹線道路網とは (こういきかんせんどうろ)

高規格幹線道路、一般国道、主要地方道で構成される現在延長約12万km(将来構想18万km)の道路ネットワークのこと。

7.高速自動車国道とは (こうそくじどうしゃこくどう)

一般に「高速道路」と呼ばれる。自動車の高速交通のための国道で、全国的な自動車交通網のかなめとなる部分を構成し、かつ、政治・経済・文化上とくに重要な地域を連絡するものや他国の利害に重大な関係をもつ。政令で路線が指定される。

8.情報ボックスとは (じょうほうぼっくす)

光ファイバーを収容するための『空間』。光ファイバーは大量の情報を迅速に伝送することのできるネットワークシステム。
「情報ボックス」とは、道路管理用光ファイバーケーブルを収容する施設として、首都国道事務所のような道路管理者が設置するものです。今まで道路管理者は道路管理用光ファイバーを収容するために、複数の管路を敷設してきましたが、高度情報通信社会の構築を進めるため、これらの管路をひとつの空間に構造変更し、その内部を光ファイバーケーブルを敷設するためのさや管に区分されたものです。

9.専用部・一般部とは (せんようぶ・いっぱんぶ)

道路の区分の通称名。自動車専用道路と一般国道等が併設されるような場合に、自動車専用道路を専用部と呼ぶのに対して、一般国道等を一般部と呼ぶ。

10.直轄国道とは (ちょっかつこくどう)

一般国道のうち、国土交通大臣が管理を行う政令で指定された路線。

11.道路とは (どうろ)

「道」は通常の日常語の道であり、国道、市町村道、路、路地、畦道、林道、登山道、公園内散歩道、敷地通路等を含むが、「道路」は特定の法的条件を具備しているものを言う。元来欧米では道路とは、「障害が除かれたもの」と言う市民の生活の中から生まれてきており、道を広場と言う発想から全ての道に名前を付けると言う習慣が今でも続いている。
道路法第3条で道路の種類は①高速自動車道、②一般国道、③都道府県道、④市町村道の4項目に区分されている。
建築基準法では自動車専用道路のみ対象外としており、幅員4m以下の場合は道路としていない。又道路は路面、路肩、法敷以外にトンネル、橋梁、横断歩道橋、渡船施設等がある。道路法第2条及び施行令第34条で管理すべき附属物が規定されている。

12.道路種別とは (どうろしゅべつ)

高速自動車道、一般国道(指定区間、指定区間外)、主要地方道(都道府県道、市道)、一般都道府県道、一般市道(一級、二級、その他)、町村道、自転車歩行者専用路、認定外道路、都市計画道路。

13.道路網とは (どうろもう)

各種の道路の空間的な分布状態をいう。法律上の道路網は、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道から構成される。機能的にみれば、主要幹線道路、幹線道路、補助幹線道路、区画道路、その他(歩行者専用道路・自動車専用道路など)から構成される。

14.放射状道路とは (ほうしゃじょうどうろ)

一点集中型の自然発生的な大都市に見られる最も基本的な道路。都心と周辺都市を結び、都市間交通のための幹線道路としての役割をもつ。国道に指定されている道路が多い

15.道路管理者とは (どうろかんりしゃ)

道路法で認定された道路を維持管理する責任者。高速自動車道と一般国道は建設大臣、都道府県道と市町村道はその自治体の長。建設大臣とは、現国土交通大臣である。

16.DCIPとは (でぃーしーあいぴー)

ダクタイル鋳鉄管
ductile cast iron pipe

強靭性に富み衝撃に強く耐久性がある。地盤の変動に追従できる。
内面のダクタイルをコーティングしてあるので、腐食しにくいが非常に重い。
国道や県道に埋設する場合はこれが主流。

上水道システムについては,水道施設耐震工法指針に準じて耐震設計が行われており,埋設管路の耐震計算には,地盤変形に基づく応答変位法が用いられている
配水管路網には,鋳鉄管(CIP),石綿セメント管(ACP),塩化ビニール管(VP),ダクタイル鋳鉄管(DCIP)などが採用されている
これまでの地震被害統計から一般的に,石綿セメント管や塩化ビニール管が被害を受けやすく,ダクタイル鋳鉄管は耐震性に優れていることがわかっている

17.KPとは (キロポスト)

別名:距離標
高速道路、一般国道その他の主要な道路に設置され、事故などの際の目印として路肩や中央分離帯などに目立つ形で設けてある。


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