基本高水とは (きほんこうすい)
洪水被害から地域を守るため,水系を一貫して計画の基本を与えるため設定された規模の高水。
一般的にはある洪水における最大流量。計画では基本高水で発生する最大流量を表すことが多い。
基本高水は、人工的な施設で洪水調節が行われていない状態,言いかえるなら流域に降った計画規模の降雨がそのまま河川に流れ出た場合の河川流量を表現している。
計画高水流量は、河道を設計する場合に基本となる流量で、基本高水を河道と各種洪水調節施設に合理的に配分した結果として求められる河道を流れる流量のこと。言いかえればこれは、基本高水流量から各種洪水調節施設での洪水調節量を差し引いた流量。
基本高水が発生した場合、ダムなどで計画一杯に貯留調節された後に下流の河道地点を通過する洪水を計画高水という。