堤内地とは (ていないち)
堤防によって守られる住居や耕地の側を堤内地
堤防によって洪水氾濫から守られている住居や農地のある側を堤内地,堤防に挟まれて水が流れている側を堤外地と呼ぶ。昔、日本の低平地では、輪中堤によって洪水という外敵から守られているという感覚があり、自分の住んでいるところを堤防の内側と考えていたといわれている。
堤内地側の河川・水路の水位。
内水排除とは、堤内地の湛水や堤内河川の水を堤外地へ排除することをいいます。堤防で囲われた堤外河川の水位が高いと堤内側の水が排除困難となり、ポンプで排除することが行われます。
降雨が堤内地にたまり,浸水被害等をおこすこと。
「いじょうてい」とも読む。
遊水地と河道を仕切るための堤防。一方、遊水地と堤内地を仕切るための堤防は周囲堤という。
水があふれること。
洪水を例にすると、堤防が壊れて堤内地に水が溢れる事を破堤氾濫、河川や水路の断面が小さいため、水を流しきれなくなって、満杯になった水がジワジワあふれだす現象を溢水氾濫という。
水が溜まること。
ダムに水を貯めるのも湛水だし、洪水時に樋門から内水を排除出来ずに堤内地に水が溜まってしまうのも湛水という。
堤防を安定させるため、または非常用の土砂などを備蓄したり環境を保全するために、堤防の裏側(堤内地側)に土砂を積み上げた部分のこと。
側帯は目的別に3種ある。
第1種側帯