含水についての土木用語解説
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1.ゼロ空気間ゲキ曲線とは (ぜろくうきかんげききょくせん)
土中の空気間ゲキの部分がゼロであるときの乾燥密度γd satと含水化(w)の関係を示す曲線をいう。
2.鋭敏比とは (えいびんひ)
土の乱さない状態における一軸圧縮強さと、含水量を変えないで練り返した状態における一軸圧縮強さ(歪み15%のとき)との比。
3.液性限界とは (えきせいげんかい)
土が流動し始めるときの含水比(%)をいう。
4.含水比とは (がんすいひ)
土を構成している土粒子、水、空気のうち、水の質量と土粒子の質量との比。水の質量/土粒子の質量。
5.含水比調整とは (がんすいひちょうせい)
最適な締固めをおこなうため、乾燥時には加水し、湿潤時には曝気などにより土の含水比の調整を行うこと。
6.含水率とは (がんすいりつ)
(percentage of total moisture content)骨材の内部空隙に含まれる水と表面水全量の、絶対乾燥状態の骨材質量に対する百分率。
7.最適含水比とは (さいてきがんすいひ)
土を一定の方法で締め固めた場合、最大の乾燥密度が得られるときの含水比。
8.室内CBR試験とは (しつないしーびーあーるしけん)
96時間(4日間)水浸させてから貫入試験を行う。道路路床あるいは地盤が供用期間中に経年変化、気象条件などにより含水量が増すことを想定して、最悪条件でのCBR値を推定しようとするもの。
9.締固め曲線とは (しめかためきょくせん)
土の含水比を変えて一定の方法で締め固めたときの含水比と乾燥密度との関係を表す曲線。
10.流動型地滑りとは (りゅうどうがたじすべり)
土塊の含水量が上昇し、突発的に発生する地滑り。
11.ばっき乾燥とは (ばっきかんそう)
土を丘などに堀りあげ、自然に土の含水比を低下させること。
12.締固め度とは (しめかためど)
土や路盤材を一定の方法で締固めたとき,含水比と乾燥密度(単位容積当たりの土や路盤材の実質部分質量)の関係を表したグラフを締固め曲線という。曲線の最大値を最大乾燥密度,それに対応する含水比を最適含水比と呼ぶ。締固め度Dcとは,試験に用いた試料と同じ土(または路盤材)であるという前提で,盛土時の締固めの程度を示す値であり,現場で測定された湿潤密度から乾燥密度を計算し,その値が最大乾燥密度の何%に相当するかを示す。盛土の目的により,管理基準値がDc=85%,90%,95%等と定められている。
13.飽水度とは (ほうすいど)
全空隙量に対する含水量の比
14.サンドドレーン工法とは (さんどどれんこうほう)
高い含水比の粘性土地盤中に透水性の高い砂杭を造成し、排水距離を短くして圧密時間を短縮するものである。
15.自然含水比とは (しぜんがんすいひ)
土が自然状態の時に保持している含水量のこと。
土質や地下水位などに応じて広い範囲で変化するが、砂質土で5%から30%程度、粘性土で30%から80%程度、有機質土で200%から500%程度が目安となる。
16.塑性指数とは (そせいしすう)
液性限界と塑性限界の差。Ip=Wl-Wpをいう。
土が塑性を保つ含水比の範囲で、塑性指数の大きい土ほど取扱いが容易になる。
17.RⅠ計器とは (アールワンけいき)
放射線(γ線と中性子線)を放出し、土壌の水分・密度を測定する。
盛土施工管理における、締固め度・含水比・空気間隙率・飽和度・湿潤密度・乾燥密度・含水量を自動的に計算し表示する。
18.PIとは (ぴーあい)
土質試験の場合は、塑性指数(Plasticity Index)の略で、練り返した粘性土が塑性を示す含水比の範囲を示す指数である。
液性限界と塑性限界との差で求める。
政策系の場合、パブリック・インボルブメント(Public Involvement)の略称で、政策形成の過程で人々に参加していただく試みのことをいう。
19.締固め試験とは (しめかためしけん)
土の含水比を変化させて、一定の方法で突き固めた時の乾燥密度と含水比の関係(締固め曲線)を知り、それにより最大乾燥密度及び最適含水比を求めるための試験
20.オーバーコンパクション(過転圧)とは (オーバーコンパクション(かてんあつ))
含水比の高い粘性土を締め固める際、突固め回数、転圧回数などの締固めエネルギーが大きくなると、繰り返し作用によるせん断破壊のために強度が低下する現象。
21.ばっ気とは (ばっき)
土を丘などに堀りあげ、自然に土の含水比を低下させること。
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