本ホームページの土木用語集には、2024年11月13日現在3257の用語が登録されています。皆様のご協力に感謝いたします。

アイコン 空隙についての土木用語解説

ぴったり土木用語

空隙とは (くうげき)

すきま。間隙。「空隙を埋める」「心の空隙

〔追記する〕

関連用語



1.グースアスファルト舗装とは (ぐーすあすふぁるとほそう)

空隙率極少の加熱流し込み施工のアスファルト舗装。耐水性、耐摩耗性、耐久性に優れる。鋼床版舗装下層に使用される。専用運搬車(クッカー車)やフィニッシャーが必要。

2.グラウトとは (ぐらうと)

(grout)空隙目地、ひび割れなどの細かい隙間を充填するために、注入用材料として用いるセメントペースト又はモルタル。地質の不良個所、湧き水箇所、等の改良と防水を目的におこなう。

3.フィラーとは (ふぃらー)

舗装工事において、細骨材の空隙を充填するもの。一般に石灰石粉を使う。

4.ボイドとは (ぼいど)

隙間、空隙のこと。

5.含水率とは (がんすいりつ)

(percentage of total moisture content)骨材の内部空隙に含まれる水と表面水全量の、絶対乾燥状態の骨材質量に対する百分率。

6.空隙率とは (くうげきりつ)

混合物中の空隙の割合。

7.締固めとは (しめかため)

(compaction)打ち込んだコンクリートを振動させたり、叩いたり、突いたりして空隙を少なくし、密実にすること。

8.豆板とは (まめいた)

(rock pocket)硬化したコンクリートの一部に、粗骨材だけが集まって出来た空隙の多い不均質な部分。

9.表面乾燥飽水状態とは (ひょうめんかんそうほうすいじょうたい)

(saturated and surface_dried condition)骨材の表面水が無く、骨材粒の内部空隙が全て水で満たされている状態。

10.目潰しとは (めつぶし)

石材の空隙を埋めるために入れる砂利のこと。目潰し砂利。

11.漏らし吹きとは (もらしぶき)

ポンプ浚渫土砂により埋め立てる際、排砂管の接続部に木片などを入れ、下部に空隙を設けて土砂を流出させる工法。

12.バケット係数とは (ばけっとけいすう)

ショベル系掘削機の作業能力を検討するときに必要な係数。

土質、切土深さ、切土高さなどにより作業のしやすさが異なるため、作業計画を立てるときは「道路土工」などを参考に係数を設定する。

建設機械によっても異なるが、普通土で0.60~1.00、粘性土で0.45~0.75といった値である。山盛になりやすいもの、かさばらず空隙の少ないもの、掘削の容易なものなどは、作業効率が良いため、大きい係数を与える。

13.飽水度とは (ほうすいど)

空隙量に対する含水量の比

14.バイブロフローテーション工法とは (ばいぶろふろうていしょんこうほう)

ゆるい砂地盤中に棒状の振動機を水の噴射と振動によって貫入し、水締めと振動により砂地盤を締固めるとともに、生じた空隙に砂利などを充填して地盤を改良するものである。

15.テールクリアランスとは (てーるくりあらんす)

シールドのテール部におけるセグメントの外側とスキンプレート内側の間の施工上の余裕量をいう。テールクリアランスは、セグメン卜組立て、曲線施工や蛇行修正時の余裕などを考慮して決める。施工上は多い方がよいが、スキンプレートの厚みが加わって、そのままテールポイドとして地山の覆工の背面に空隙が生じるので十分に検討する必要がある。

16.テールボイドとは (てーるぼいど)

テールクリアランス、余掘りなどにより、シールド掘進に伴いセグメント外面と地山間に生ずる空隙

17.エフロレッセンスとは (えふろれっせんす)

 コンクリートのひび割れなどから白い物質が出てきたもの。それはおそらくエフロレッセンス(エフロ)です。コンクリート中に水の流れがあると、水酸化カルシウムが水に溶けだし、表面に移動します。エフロはその水酸化カルシウムが二酸化炭素と反応し、生成した炭酸カルシウムを中心とした物質です。
 エフロは冬場の硬化初期に水分の蒸発面に認められるほか、硬化コンクリートのひび割れ部にしばしば見られます。逆に硬化コンクリートにエフロが認められる場合は、水分が供給されるひび割れの存在が疑われます。
 エフロは通常コンクリート品質を大きく低下させるものではありませんが、硬化組織中の空隙を増やすため、多量のエフロは強度、耐久性に悪影響を及ぼすおそれがあります。

 なお、基本的にエフロは発生箇所に対する水分の供給を止めることで抑制できます。 

 放置するとコンクリートからアルカリ成分が抜け出すわけですから、コンクリートが中性化していきます。コンクリート内部の鉄筋は、コンクリートのアルカリ性によって錆びることなく保たれるのですが、中性化したコンクリート内部では鉄筋は錆びていきます。

18.ポーラスコンクリートとは (ぽーらすこんくりーと)

透水コンクリート(ポーラスコンクリート)とは、セメントペーストに主に粗骨材を加えて作られ、 連続した空隙を多く含む特殊コンクリートです。 外見は雷おこしのようなもので、通常の密実なコンクリートとは異なり、透水性・通気性が有ります。 透水コンクリートの特性を生かした主なコンクリート施工として、透水性舗装が有ります。

19.ポーラスアスファルトとは (ぽーらすあすふぁると)

骨材と骨材の間に大きな空隙を持たせることで、路面排水、走行音の低減などの効果を期待するアスファルト舗装の一種。
排水性舗装や透水性舗装といった名称で用いられることが多い。


ほかの専門用語を検索する