本ホームページの土木用語集には、2024年11月13日現在3257の用語が登録されています。皆様のご協力に感謝いたします。

アイコン 耐久性についての土木用語解説

ぴったり土木用語

耐久性とは (たいきゅうせい)

(durability)気象作用、科学的浸食作用、機械的摩耗作用、その他の劣化作用に対して長期間耐えられるコンクリートの性質。

〔追記する〕

関連用語



1.グースアスファルト舗装とは (ぐーすあすふぁるとほそう)

空隙率極少の加熱流し込み施工のアスファルト舗装。耐水性、耐摩耗性、耐久性に優れる。鋼床版舗装下層に使用される。専用運搬車(クッカー車)やフィニッシャーが必要。

2.寒中コンクリートとは (かんちゅうこんくりーと)

日平均気温が4℃以下の気象条件で施工するコンクリート。コンクリートの打ち込み前後の気温が低いと硬化までの間に水分が凍結し、十分な強度が出なかったり耐久性の悪いコンクリートができるおそれがある。

3.細粒度アスファルト混合物とは (さいりゅうどあすふぁるとこんごうぶつ)

表層用加熱アスファルト混合物で、密粒度アスファルト混合物より細骨材分が多いもの。密粒度アスファルト混合物と比較し、耐久性、ひび割れ性に優れる。

4.白太材とは (しろたざい)

辺材ともいい樹皮に接し、淡白の多水質であり、耐久性、強度ともに小である。心材に対する用語。

5.養生とは (ようじょう)

打ち込んだコンクリートが硬化した後所定の強度や耐久性及び形状などが確保されるよう、十分硬化するまで表面からの水分の蒸発を抑制したり、外部の著しい温度条件や外力から保護すること。

6.グレーチングとは (ぐれーちんぐ)

道路側溝などに用いられる、鋳鉄やステンレスで作られた網目状のふた。
道路以外でも階段など、様々な場所で使用されている。
耐久性が高く使いやすいが、ハイヒールのかかとが刺さるなど、歩行者に優しくない面もあることから、格子を細かくするなどの工夫をしている製品もある。

7.瀝青安定処理工法とは (れきせいあんていしょり)

土、砂、砂利の混合物にアスファルトやタールなどの瀝青材料を加え路盤をつくる工法。
瀝青材料の脱水作用による固結力で骨材が結合され路盤の耐久性が増す。加熱のプラント混合式が最も多く採用されている。

8.再生骨材とは (さいせいこつざい)

構造物などの解体に伴い発生したコンクリート解体材を、骨材の大きさに砕いて、再びコンクリート用骨材として再利用するもの。
元のコンクリートの品質や製造(破砕)方法によって品質が大きく異なるため、再生骨材の品質はH、M、Lの3ランクに分けられている。
再生骨材Hは、高度な処理によって解体コンクリ一ト中からほぼ原骨材だけを取り出すもので、鉄筋コンクリートを含む一般用用途に使用できるが、製造に多大な手間とエネルギーを必要とする。
再生骨材MとLは、比較的簡易な設備で製造可能であるが、耐久性等に対して特別な照査を行わない限り適用範囲が限定され、地下構造物か構造物以外の場所にしか使用できない。

9.フェノールフタレインとは (フェノールフタレイン)

コンクリートの耐久性照査で、中性化深さの測定に用いる「フェノールフタレイン溶液」のこと

10.DCIPとは (でぃーしーあいぴー)

ダクタイル鋳鉄管
ductile cast iron pipe

強靭性に富み衝撃に強く耐久性がある。地盤の変動に追従できる。
内面のダクタイルをコーティングしてあるので、腐食しにくいが非常に重い。
国道や県道に埋設する場合はこれが主流。

上水道システムについては,水道施設耐震工法指針に準じて耐震設計が行われており,埋設管路の耐震計算には,地盤変形に基づく応答変位法が用いられている
配水管路網には,鋳鉄管(CIP),石綿セメント管(ACP),塩化ビニール管(VP),ダクタイル鋳鉄管(DCIP)などが採用されている
これまでの地震被害統計から一般的に,石綿セメント管や塩化ビニール管が被害を受けやすく,ダクタイル鋳鉄管は耐震性に優れていることがわかっている

11.使用限界状態とは (しようげんかいじょうたい)

構造物や部材が過度のひび割れ、変位、変形などを起こし、正常な使用ができなくなったり、耐久性を損なう状態

12.布団篭とは (ふとんかご)

鉄線で編んだ篭の中に、玉石または割栗石を入れた構造物。一般的には仮設構造物とされてきたが、鉄線の耐久性により本設としての利用も可能なかご製品もある。

13.かご枠とは (かごわく)

鉄筋を配した溶接金網に玉石、割栗石ないしは土砂を充填して土留めに用いるカゴ構造物。ふとんかごよりも剛性が高いため、標準は上蓋を設置しない。塗装品とめっき品があり、めっき品の方が耐久性に優れる。

14.エフロレッセンスとは (えふろれっせんす)

 コンクリートのひび割れなどから白い物質が出てきたもの。それはおそらくエフロレッセンス(エフロ)です。コンクリート中に水の流れがあると、水酸化カルシウムが水に溶けだし、表面に移動します。エフロはその水酸化カルシウムが二酸化炭素と反応し、生成した炭酸カルシウムを中心とした物質です。
 エフロは冬場の硬化初期に水分の蒸発面に認められるほか、硬化コンクリートのひび割れ部にしばしば見られます。逆に硬化コンクリートにエフロが認められる場合は、水分が供給されるひび割れの存在が疑われます。
 エフロは通常コンクリート品質を大きく低下させるものではありませんが、硬化組織中の空隙を増やすため、多量のエフロは強度、耐久性に悪影響を及ぼすおそれがあります。

 なお、基本的にエフロは発生箇所に対する水分の供給を止めることで抑制できます。 

 放置するとコンクリートからアルカリ成分が抜け出すわけですから、コンクリートが中性化していきます。コンクリート内部の鉄筋は、コンクリートのアルカリ性によって錆びることなく保たれるのですが、中性化したコンクリート内部では鉄筋は錆びていきます。

15.aggregateとは (あぐりげーと)

骨材のことで、モルタルやコンクリート、アスファルト混合物を作る際、セメントと水、アスファルト乳剤と練り混ぜる砂、砂利、砕砂、砕石、その他これに類似の粒状の充填材。体積比で7割程度を占め、コンクリートの骨組みの役割を果たす。
骨材は、粒径が5mm以上のものが重量85%以上の粗骨材(そこつざい)と10mmふるいをすべて通過し、5mm以下のものが重量で85%以上の細骨材(さいこつざい)に分類され、配合設計などでは、粗骨材はgravel(砂利)からGまたはg、細骨材はsand(砂)からSまたはsと表記される。
材質は、安価で高性能のコンクリートを得るため、硬くて強固であること、重量が適度、物理的に安定で耐久性が大粒の混合状態が適当有害物をないことなどの条件を満たすものが選ばれる。

16.半たわみ舗装とは (はんたわみほそう)

耐久性をあげるため、アスファルトにコンクリートを混ぜて施工する。


ほかの専門用語を検索する