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アイコン 路線についての土木用語解説

ぴったり土木用語

路線とは (ろせん)

道路法(昭和27年第180号)第8条により認定された道路。路線名については基幹道路は原則として大字、小字、公共施設等を使用しており(例-竜川富士見線)、一般道路は大字名に番号を付している(例-高瀬12号線)。路線の起点/終点を以下の項目に示す。
  ①南北に通じる場合は南を起点、北を終点
  ②東西に通じる場合は中心道路から東に位置する場合には西を起点
  ③西に位置する場合は東を起点
地番は起点から終点に向かって左側の地番を付し、河川等に接している場合は左右いずれかの隣接地番とする。

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関連用語



1.2級路線とは (にきゅうろせん)

建設省「2級市町村道選定基準」に該当する道路。1級市町村道以外の道路を補完し、機関道路網を形成するのに必要な道路。例えば、集落を相互に連絡する道路であったり、山間部の総個数15~25戸の小集落と1級市町村道とを連結する道路等を言う。

2.一級路線とは (いっきゅうろせん)

市町村道の中で建設省の「一級市町村道選別基準」により選定された路線を言う。選定基準として、地方生活圏及び大都市圏域を形成するのに必要な道路であり、一般国道及び都道府県道以外の道路で、特別の機能を持つ道路とされている。その機能とは、例えば主要な集落を相互に連結する道路であり、交通量が激しく且つ一般国道や都道府県道を補充する道路等とされている。

3.一般国道とは (いっぱんこくどう)

道路法第3条第2号により区分された道路。一般国道の全延長約47,000kmは日本全道路延長の4%であるが、全交通量の44%を受け持っている。一般国道は指定区間と指定区間外に分けられている。指定区間とは政令で定められた区間で、その管理は建設大臣が行う。指定区間外は建設大臣の委任を受けて都道府県知事が管理する。
高速自動車国道と合わせて全国的な幹線道路網を構成し、国土を縦断・横断または循環して都道府県所在地や政治・経済・文化上とくに重要な都市を連絡する道路や、重要都市、人口10万人以上の市、港湾や空港、国際観光上重要な場所などと、高速自動車国道または一般国道とを連絡する道路。政令で路線が指定される。

4.供用とは (きょうよう)

路線の指定または認定および区域の決定を経て、外形上も一般交通の用に供すること。

5.高速自動車国道とは (こうそくじどうしゃこくどう)

一般に「高速道路」と呼ばれる。自動車の高速交通のための国道で、全国的な自動車交通網のかなめとなる部分を構成し、かつ、政治・経済・文化上とくに重要な地域を連絡するものや他国の利害に重大な関係をもつ。政令で路線が指定される。

6.国道とは (こくどう)

旧道路法では建設大臣が路線認定した道路を一元的に国道としたが、現行道路法ではこの用語はなく、一般国道と高速自動車国道に区分されている。

7.市町村道とは (しちょうそんどう)

市町村の区域内に存する道路で、市町村長がその路線を認定したもの。市町村道の管理はその路線の存する市町村が行うのが原則である。

8.直轄国道とは (ちょっかつこくどう)

一般国道のうち、国土交通大臣が管理を行う政令で指定された路線

9.都道府県道とは (とどうふけんどう)

地方的な幹線道路網を構成し、かつ一定の要件にあてはまる道路で、都道府県知事が当該都道府県の区域内にある部分について路線を認定したもの。このうち、資源の開発、産業の振興などとくに整備をする必要があるものを主要地方道とし、それ以外を一般都道府県道と分ける場合もある。

10.道路管理区分とは (どうろかんりくぶん)

道路管理者の責任範囲を明示する境界線を言う。地理情報システムでは道路管理区分を確定するための範囲を示す道路区域線をデータとして設定する。このデータには路線としての起・終点認識が要求される。境界杭は位置と材質データが必要。注記データとしては、路線名・路線番号・延長・路線指定年月日・路線認定年月日・区域決定年月日・供用開始年月日・起終点地番名。

11.道路境界明示とは (どうろきょうかいめいじ)

道路敷地に関する官民境界の確定は古くは江戸時代、明治初期の土地所有関連図書もあり、更に境界明治図には公共座標の記載がなく、図面縮尺も一定でないために既明示箇所の現地位置確認が困難な場合が多い。明示資料としては、明示台帳図、道路事業綴、公法綴、地番改称図、用地買収図、換地確定図、雑測図、受益者負担図等がある。システムとしては境界設定の立ち会いに必要な図面、公図等の検索、出力を行い、データを登録する機能が必要であるが、実際は現在の膨大な資料の整備及び貴重な古文書の管理、路線への公共座標点の設置等の事前の作業がある。

12.道路法とは (どうろほう)

全国土に網状に配置され、道路のおおむねを占める公物としての道路について、その路線の指定および認定、管理者、管理の方法、費用負担、監督などについて定めた法律。道路法は、大正8年に制定されたあと、昭和27年に全面改定され今日に至っている。

13.ゾーンバスとは (ぞーんばす)

路線を団地内を回る支線バスと幹線を往復する基幹バスに分けバスターミナルを設けて乗り換えをすることでバス交通の効率化を図るシステムである。

14.起点とは (きてん)

始まりの場所を指す
工事の場合工事区間の「起点」つまり工事の始まり。
反対語として「終点」終わりを指す。
例、起点から終点までを施工する。
道路の起点
道路など路線の起点は路線区間の始まり。
例、東名高速の「起点」は首都高渋谷線の「終点」

15.路線測量とは (ろせんそくりょう)

線上築造物(道路、水路など)建設のための調査、計画、実施設計等に用いられる測量をいう。


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