支保についての土木用語解説
ぴったり土木用語
関連用語
1.サポとは (さぽ)
パイプサポートのこと。「PS」とも記す。型枠の支保に使う。使用にあたっては許容荷重を確認すること。
2.ベントとは (べんと)
四角形に枠組みした鋼製支柱。橋の仮支柱や支保工材として用いる。
3.やらずとは (やらず)
足場が倒壊しないように入れる突っ張り。坑口支保工が外に崩れないようにする突っ張りのこと。
4.掛板とは (かけいた)
トンネル支保工建て込み後、支保と地山の間に差し込む松矢板の事。
5.後荷とは (あとに)
トンネルの支保工や覆工が施工された後、それらに作用する土圧が増加すること。
6.腰線とは (こしせん)
トンネルを掘削する時の高さの目安。通常、掘削盤から1mの高さに、支保工やトンネル壁に印す。
7.山留とは (やまどめ)
開削の際に、地盤が崩れないよう矢板などで土を押さえること。土圧が大きい場合は腹起し、水平梁などの支保を使う。
8.山留オープンカット工法とは (やまどめおーぷんかっとこうほう)
山留壁及び切梁、腹起こしなどの支保工を設け、その内部を掘削する工法。
9.支保工とは (しほこう)
(support)型枠の一部でせき板を所定の位置に固定するための仮設構造物。型枠支保工、山留支保工、トンネル支保工などがある。
10.先普請とは (さきぶしん)
支保工の建て込み作業を削孔、爆破、ずり積み後ただちに行うことをいう。
11.狸掘りとは (たぬきぼり)
支保工なしで、地山を横掘りすること。
12.弾塑性法とは (だんそせいほう)
土留壁根入れ部の地盤の塑性域を考慮し、掘削に伴い遂次変化する土留壁や支保工の断面計算を行う解析法をいう。
13.地組みとは (じぐみ)
柱、梁などの鉄筋、複雑で大型の型枠、土止め支保工などを地上で組み立てること。橋梁などの大型で複雑な鉄骨構造物を工場などで仮組みすること。鉄骨工事などでそのまま運搬できない部材を分割、搬入し、現場の地上で組み立てること。
14.添え柱とは (そえばしら)
隧道支保工において、本柱に添える補強用柱のこと。
15.土留とは (どどめ)
掘削した法面や斜面の土砂の崩壊を防止するために設ける仮設構造物で、土留壁や支保工で構成される。
16.普請とは (ふしん)
①建築のこと。②トンネル工事における支保工の総称。
17.縫い返しとは (ぬいかえし)
支保工が土圧により著しく変形したとき、変形した枠の外側を掘削して再び新しい支保工を建て込むこと。
18.縫返しとは (ぬいかえし)
支保工が重圧により変形が著しく、その内側に補強工を施せば空間が狭くなり内空断面が確保できなくなるようなとき、変形した枠の外側を掘削して再び新しい支保工を建て込むこと。
19.NATMとは (なとむ)
山岳トンネル施工方法の一つで、広く採用されている。
地山の掘削後、岩が崩れだす前に吹付けコンクリートを施工し、アンカーボルトを打ち込むことで、地山に密着した支保を構築する工法。
20.無普請とは (無普請)
支保工を建てることなく、掘削を進めていく事。(支保パターンCⅠ等)
21.突き合わせ継ぎ手とは (つきあわせつぎて)
土留め支保工の継ぎ手の方法です。
ポンチ絵でわかりやすく示してください
22.透かし掘りとは (すかしぼり)
支保工等の構造計算を行って安全が確立しない限り、原則として認めらない施工である。横掘り、えぐり掘り等と類似した用語である。
23.偏土圧とは (へんどあつ)
トンネル等に対する土圧が左右対称でなく、著しく片寄って作用する場合をいう。一般の場合でも、 トンネルの荷重は、支保工、覆工に対して対称、かつ一様に働くとは限らないが、特にトンネル上部の土被りが小さく、しかも傾斜している場合、地層がトンネル断面に対して傾斜している場合、地質が均一でない場合、膨張性地質で片側からより強く押される場合、等では偏土圧が作用する場合が多い。一般に、 トンネルの支保工、覆工は、左右対紘の荷重に対して有効な形状に設計されているので、偏土圧が作用する場合は、危険になることがあるから十分に注意する必要があり、場合によっては、押え盛土、保護切取り、抱きコンクリート等の処置を考えなければならない。
24.NATMとは (なとむ)
山岳トンネル施工方法の一つで、広く採用されている。
地山の掘削後、岩が崩れだす前に吹付けコンクリートを施工し、アンカーボルトを打ち込むことで、地山に密着した支保を構築する工法。New Austrian Tunneling Method (新オーストリアトンネル工法)のことである。
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