粗についての土木用語解説
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関連用語
1.クラッシャーランとは (くらっしゃーらん)
原石を砕いて造った石。砕石プラントで粗砕、中砕、細砕により製造される。
2.コンクリートとは (こんくりーと)
(concrete)セメント、水、細骨材、粗骨材、混和材料(必要に応じて加える)を構成材料とし、これらを練混ぜやその他の方法によって、一体化したもの。
3.ジャミコンとは (じゃみこん)
最大粗骨材が15mm程度のコンクリート。
4.ジャンカとは (じゃんか)
脱型後のコンクリート表面に見られる粗骨材の凝集及び空洞などの欠陥部分。コンクリートの締め固め不足が原因。「豆板」
5.パイピングとは (ぱいぴんぐ)
地下水の浸透流により土中の細かい粒子が洗い出され、土中にパイプ状の水みちを形成し、これが上流へ及び、遂には粗い粒子をも流し出す現象。
6.プレーンコンクリートとは (ぷれーんこんくりーと)
(plain concrete)セメント、水、細骨材、粗骨材を構成材料としたコンクリート。
7.プレパクトコンクリートとは (ぷれぱくとこんくりーと)
型枠の中にあらかじめ粗骨材を詰めておき、後からモルタルを注入してコンクリートを製造する方法。
8.プレパックドコンクリートとは (ぷれぱっくどこんくりーと)
(prepacked concrete)型枠の中にあらかじめ粗骨材を詰めておき、後からモルタルを注入してコンクリートを製造する方法。
9.開粒度アスファルトとは (かいりゅうどあすふぁると)
滑り止め舗装に使用される粗い舗装面のアスファルト混合物。2.36mmふるい通過質量率15~30%でアスファルト量3.5~5.5%
10.基層とは (きそう)
アスファルト舗装において路盤の上にある粗粒度アスファルト層。路盤の不陸を平滑化し、表層からの荷重を均等に下に伝える。
11.砂利とは (じゃり)
(gravel)自然作用により岩石から出来た粗骨材。
12.最大寸法とは (さいだいすんぽう)
(maximum size)質量で骨材の90%以上が通るふるいの内、最小寸法のふるいの呼び寸法で示される粗骨材の寸法。
13.砕石とは (さいせき)
(crushed stone)クラッシャー等で岩石を粉砕し、人工的に造った粗骨材。
14.祖石とは (そせき)
長方形玄翁仕上げの粗石材。
15.粗骨材とは (そこつざい)
(coarse aggregate)質量の85%以上が5mm網ふるいに留まる骨材。
16.粗度係数とは (そどけいすう)
河川が流れるときに河床や河岸などが抵抗する度合いを表す係数。一般に、表面に凹凸がある方が、粗度係数が高くなり、流速が遅く、流量は小さくなる。
17.粗粒度アスファルト混合物とは (そりゅうどあすふぁるとこんごうぶつ)
基層用の加熱アスファルト混合物で、骨材の合成粒度は2.36mmふるい通過分で20~30%の範囲のもの。
18.粗粒率とは (そりゅうりつ)
(fineness modulus)80mm40mm20mm10mm5mm2.5mm1.2mm0.6mm0.3mm0.15mmの呼び寸法の網ふるいの一組を用いてふるい分けを行った場合、各ふるいを通らない全部の試料の百分率の和を100で除した値。
19.端太角とは (ばたかく)
型枠を押さえたり、枕に用いる10cm角程度の粗く製材した木材。ばた。
20.豆板とは (まめいた)
(rock pocket)硬化したコンクリートの一部に、粗骨材だけが集まって出来た空隙の多い不均質な部分。
21.明色舗装とは (めいしょくほそう)
粗骨材を光の反射率の大きい明色骨材で置き換えた混合物方式と、表層敷き均し直後にプレコートした明色骨材を舗装表面に散布、圧入する路面散布方式がある。
22.目荒しとは (めあらし)
あとで打ち継ぐ新コンクリートとの一体性を向上させるために、旧コンクリートの表面に凹凸を設けて粗く仕上げる作業。
23.等流とは (とうりゅう)
断面変化のない、乱れの全くない流れの状態。自然界には存在しないが、計算が簡単なので、ちょっとした計算にはこれを使用する。
計算式は以下のマニング式(manning)による。
V=1/n×R^(2/3)×I^(1/2)
・nは粗度係数(河川の計画では0.030とか0.035を用いた例が多い)
・Rは径深(面積÷潤辺)
・Iはエネルギー勾配(厳密には違うが河床勾配を使う)
24.間げきとは (かんげき)
土や岩石中の液相と気相を合わせた部分。孔隙(げき)ともいう。間隙(げき)量は、間隙比(固相体積に対する間隙体積の比)または間隙率(土の全体積に対する間隙体積の百分率)で表示される。間隙の大小は、保水性、透水性、圧縮性、強度に影響を及ぼす。一般に細粒土は粗粒土に比べ個々の間隙寸法は小さいが全体の間隙量は大きい。同じ間隙量であっても間隙の寸法、形状、連続性によりその保水性、透水性などが異なる。
25.チッピングとは (ちっぴんぐ)
はつること。硬化したコンクリートの表面をのみなどで削り取り、粗面仕上げをすること。
26.ポーラスコンクリートとは (ぽーらすこんくりーと)
透水コンクリート(ポーラスコンクリート)とは、セメントペーストに主に粗骨材を加えて作られ、 連続した空隙を多く含む特殊コンクリートです。 外見は雷おこしのようなもので、通常の密実なコンクリートとは異なり、透水性・通気性が有ります。 透水コンクリートの特性を生かした主なコンクリート施工として、透水性舗装が有ります。
27.aggregateとは (あぐりげーと)
骨材のことで、モルタルやコンクリート、アスファルト混合物を作る際、セメントと水、アスファルト乳剤と練り混ぜる砂、砂利、砕砂、砕石、その他これに類似の粒状の充填材。体積比で7割程度を占め、コンクリートの骨組みの役割を果たす。
骨材は、粒径が5mm以上のものが重量85%以上の粗骨材(そこつざい)と10mmふるいをすべて通過し、5mm以下のものが重量で85%以上の細骨材(さいこつざい)に分類され、配合設計などでは、粗骨材はgravel(砂利)からGまたはg、細骨材はsand(砂)からSまたはsと表記される。
材質は、安価で高性能のコンクリートを得るため、硬くて強固であること、重量が適度、物理的に安定で耐久性が大粒の混合状態が適当有害物をないことなどの条件を満たすものが選ばれる。
28.シガラとは (しがら)
水を一時的に止める柵。
粗朶などで柵を作り、一時的な出水をろ過しながら水を通し、土砂の細粒分は通過しないようにする柵のこと。
29.粗朶沈床とは (そだちんしょう)
粗朶沈床は、軟弱地盤上の低地に住むオランダ人が生み出した工法であり、明治時代の初めにオランダ人のデ・レーケ達により日本に伝えられました。
特徴としては、①腐食しにくいこと、②屈撓性があること、③荷重を広く分散して伝えることができること、④運搬が容易なこと、等が上げられます。また、非常に多孔質で、生物が棲みやすい環境が形成されます。
粗朶沈床の厚さは約90cmです。
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